実家のイカレたPCを親父殿が修復すべく頑張ったらしいのだが結局復旧せず。
すでにPC関連は俺の担当らしいので修理に向かった。

帰るついでに、地元の馴染みの連中と久し振りに飲んだ。
阿呆な話をして。
仕事の愚痴を交わして。
結婚ネタでいじられて。
・・・・祝福してくれたコイツらに現状なんて言えるわけねぇじゃんかよ(苦笑
言葉に出来ないコトは、酒と一緒に飲み込んで笑った。
バカが集まってバカやってバカな話をする。
馬鹿馬鹿しいくらいに当たり前だった事が、今はたまにしか出来やしない。

0時前に解散して、帰りに寄り道した。
実家に帰るといつも行くお気に入りの公園。


月夜の空は蒼い。
満月に近い月は高く輝いて。
夜目も効くし視力のいい俺なら、夕暮れどきと大差ないくらいに遠くまで見渡せる。

後悔・自責・不安・怒り・焦燥・・・
ここしばらく、そんな感情に囚われ続けていた。
最大規模のダメージから回復した俺は、久し振りになにも考えずにお気に入りの場所を回って。
くだらないことをたくさん思い出した。

幼稚園の頃から、その公園内にあるちゃちぃ遊園地には何度も連れてきてもらった。
小学校に上がる前に、今実家のあるところへ引越して。
学区内のその公園にはイベントのたびに行ったし、放課後も俺達の遊び場だった。
中学・高校・専門・大学。
都合11年、サッカーの試合前には自主トレでここを走ったし、競技場でJリーグの試合を観たりもした。
元ドイツ代表選手がコーチするサッカー教室に参加したりもしたな。
あのおっさんが実は凄い人だったと知ったのは割と最近だったりするが(笑

普通に忘れていた思い出が、ごろごろ転がってた。
公園の近所には小中学校時代の同級生の家がいくつもあるはずだが、みんなどーしてんだろうとか。
アイツとはそんなに仲良くもなかったけど、今思えば気ぃ使ってくれてたのかなとか。
思う事もたくさんあって。
くそ寒い中、ホットのレモンティー片手に池と水面の月を眺めながら。
取りとめない記憶を探るように、明る過ぎる月夜を楽しんでいた。


そうして、ふと気付いた。
一人称で思い出してたはずなのに。
いつのまにか説明口調みたいに解説しながら思い出してる自分に。

「あぁそうか、君に話したいんだ」

多分それはありふれた子供時代の思い出話で。
”俺自身”に興味を持ってない人間に聞かせても、きっと迷惑なだけの、今更聞いたってなんの役にも立たない話なのだが。
何故か俺は、君に聞いて欲しいと思ってた。

辛い・苦しい・寂しい・痛い・・・・
そんな感覚と感情が先走っていた今までの俺は、きっと余裕のカケラもなくて見苦しかったんだろーな。
全部通り越して、それが当たり前になって、どーでもよくなってきて。

それで残ってんのは、やっぱり好きって感情だったみたいで。
・・・・なんだ、やっぱ見苦しいいつもの俺じゃん(笑

現状を冷静に受け止めた上で。

元に戻れるのかどーかとか。
許せるのかどーかとか。
ムカついてないのかとか。

そーゆーめんどぃコト抜きにして。

やっぱまだ好きらしい。
マゾですか(死


ただ単純に。
月がすっげぇ綺麗で。
明るいはずのオリオンが翳むくらい綺麗な夜だったから。

君と一緒に居たいと思ったんだ。

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K

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