闇は常に静かに蠢く

2004年9月15日
愛と執着の違いはなんなのか。

僕がそばにいられなくなっても、君が幸せならいいと思ったこともある。
それは多分愛だった。

君を奪われて。
あの男を殺してやりたいと感じた。
そう・・・想うよりも感じた。
この身体に、この心に、それが必要だと。
彼を受け入れた君を憎んでいるのも確かで。

一人取り残された僕は、君の消えた部屋で君を想う。
きっと今も一緒なんだろうと。
切なさが募り、怒りがこみ上げる。
どちらへの怒りなのかもわからないまま。
飲み込まれて煙草に火をつける。

寂しいから?
憎いから?
愛しいから?

僕の思考からは君が消えない。
故に彼への怒りも消えることがない。

二人で暮らした部屋に僕は一人で。
君は新しい部屋に彼と二人。

求める心と拒絶する心で魂が軋むよ。
僕の闇はまた深さを増す。
最後にはきっと傷付けるとわかっているのに、赤の他人で紛らわそうとしている。
悪い男になればいい。
「恋の相談にだって乗ってやるよ」
愛のない言葉は 胸に刺さるから・・・
本気になれたらいいのに。ね。

二週間振りに唇を重ねたとき。
付き合いだす前の君を思い出した。
久し振りに君を抱いたとき。
僕の胸は初めて君を抱いた夜のように高鳴っていた。

ハヤクワスレサセテ・・・・

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K

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